従来の活性汚泥法は、処理水と活性汚泥の分離に、沈殿槽による沈分離が用いられています。この分離効率は、活性汚泥の性状に大きく左右されてしまうため、汚泥の沈降性を常に良好な状態に維持することに多くの労力を割かれます。そこで、膜ろ過で汚泥と処理水を分離する膜分離活性汚泥法が開発されました。
膜分離活性汚泥法では、汚泥の管理が容易、ばっ気槽内の汚泥を高濃度に維持できる、沈殿槽が不要になるので施設がコンパクトになるなどのメリットがあります。しかし、膜のコストが高い、定期的な膜の洗浄(薬液洗浄)や交換が必要、ばっ気槽の挙動が安定しにくく発泡しやすいなどのデメリットもあります。発泡が激しいときは、汚泥濃度の管理をきちんとし、汚水を徐々に投入することが、改善のポイントです。
活性汚泥と処理水の分離には、一般に、精密ろ過膜(MF膜、孔径0.02〜150μm)または限外ろ過膜(UF膜、分画分子量1,000〜300,000)が用いられています。

膜本体の構造は、平膜、管状膜、中空糸膜があり、処理水の分離方法によって内圧型、外圧型などに分けられます。また、設置形式では、浸漬型、槽外設置型があります。

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