回分式活性汚泥法

 回分式活性汚泥法は、1つの槽内で、汚水投入、ばっ気、静置(沈殿)、上澄水(処理水)を排出のサイクルを繰り返しながら処理する方法です。汚水投入時や沈殿時に嫌気状態となるため脱窒効果が期待できること、沈殿時間を長くとれるので汚泥の沈降性がよくなること、1つの槽でばっ気槽と沈殿槽を兼ねるので装置の構造が単純であることなどの特徴があります。

 なお、沈殿させている時に、表面にSSが浮上することが多いので、処理水の排出は、水面からでなく、水中(汚泥界面と水面の間)から行うようにしなくてはなりません。

 ばっ気時間や沈殿時間等を容易に変更できることから、汚水量や水温等の変化に合わせて調整できるのが利点の1つですが、逆に管理者の能力が要求される方法とも言えます。


回分式活性汚泥法の処理サイクル

 回分式活性汚泥法には、標準的な回分式活性汚泥法の他に、酸化溝法(オキシデーションディッチ法)と組み合わせて管理を容易にした神奈川方式、高濃度の汚水を処理できるように工夫したばっ気式ラグーン法(複合ラグーン法)などがあります。


前のページにもどる


「汚水処理についての基礎知識」にもどる
「畜産農家のための汚水処理サポートシステム」のトップページにもどる