いろんなSVをみてみよう

このページに使われている用語:亜硝酸アンモニアSSSVSVISV30MLSS汚水の滞留時間汚泥COD硝酸滞留時間DO透視度曝気曝気槽曝気槽混合液二次処理水(曝気沈殿処理水)曝気不足BODBOD-SS負荷BOD容積負荷負荷複合ラグーンフロックpH容積

汚泥が多すぎる時のSV30

10月末の昼過ぎに採取した豚舎汚水を処理している回分式の処理施設の曝気槽混合液です。汚泥の引抜きが少なかったために汚泥が多くなっている状態で、SV30が98%です。しかし、回分式であるおかげで曝気停止時間(汚泥の沈澱にかける時間)を長くとれることから、二次処理水(曝気沈殿処理水)に汚泥が流出するには至っていません。

この時の各測定値は以下の通りでした。
測定対象測定項目測定値
曝気槽混合液SV3098 %
 MLSS9950 mg/L
 SVI103
 DO1.1 mg/L
 pH7.1
 水温15.7 ℃
二次処理水(曝気沈殿処理水)透視度16.0 cm
 pH7.1
 COD54 mg/L
 BOD13 mg/L
 SS17 mg/L
 リン酸濃度66 mgPO4/L
 アンモニア濃度20 mgNH4/L以下
 亜硝酸濃度0.5 mgNO2/L以下
 硝酸濃度265 mgNO3/L
汚水の滞留時間 5 /日
BOD容積負荷 0.47 kgBOD/m3・日
BOD-SS負荷 0.05 kgBOD/kgMLSS・日

6月中旬の昼前に採取した牛舎汚水を処理している複合ラグーンの処理施設の曝気槽混合液です。汚泥の引抜きが少なかったために汚泥が多くなっており、曝気不足もあって汚泥が激しく崩壊している状態です。370ml付近のところに1つ目の汚泥の境界(拡大した方の写真)ができており、980ml付近に2つ目の境界ができています。

この時の各測定値は以下の通りでした。
測定対象測定項目測定値
曝気槽混合液SV3098 %
 MLSS8680 mg/L
 SVI113
 DO0.1 mg/L
 pH7.8
 水温24.3 ℃
二次処理水(曝気沈殿処理水)透視度1.2 cm
 pH8.0
 COD120 mg/L
 BOD111 mg/L
 SS測定値無し
 リン酸濃度72 mgPO4/L
 アンモニア濃度155 mgNH4/L
 亜硝酸濃度0.5 mgNO2/L
 硝酸濃度5 mgNO3/L以下
汚水の滞留時間 14 /日
BOD容積負荷 0.63 kgBOD/m3・日
BOD-SS負荷 0.07 kgBOD/kgMLSS・日

低負荷時のSV30

豚舎汚水を自作した6Lの回分式浄化装置にて試験しているばっ気槽混合液です。良好な浄化をしている状態で、汚水を薄めて2週間程そのまま運転したものです。汚泥が解体して沈まない細かな汚泥が上澄みに浮遊しています。沈澱している汚泥は、さらさらして沈むのが速い汚泥が底に沈み、ふわふわして沈みにくい汚泥が界面に見られます。

尿を多く含む汚水を処理している場合、このような低負荷で過曝気の状態を続けると、pHが低下します。ここで示した例では、pH4.5に低下しています。フロックを形成する細菌は、活動できるpHが4.5から9.6の間(最適なのは7.0から7.5の間)なので、汚濁物質の消化が遅くなっており、結果としてDOが高く、曝気槽に汚水を投入して曝気開始してから6時間は、シャボン玉のような泡が発生していました。

この時の各測定値は以下の通りでした。
測定対象測定項目測定値
曝気槽混合液SV308 %
 MLSS980 mg/L
 SVI82
 DO9.8 mg/L
 pH4.5
 水温21.9 ℃
二次処理水(曝気沈殿処理水)透視度5.0 cm
 pH4.5
 COD測定値無し
 BOD測定値無し
 SS測定値無し
 リン酸濃度34 mgPO4/L
 アンモニア濃度20 mgNH4/L以下
 亜硝酸濃度0.5 mgNO2/L
 硝酸濃度300 mgNO3/L
汚水の滞留時間 3 /日
BOD容積負荷 - kgBOD/m3・日
BOD-SS負荷 - kgBOD/kgMLSS・日