固液分離機の利用

 水分調整材が入手困難な場合、家畜ふんを固液分離処理して水分を減らす方法があります。ただし、搾汁液が排出するため、この処理に対処する必要があります。


搾乳牛のふん尿混合スラリ−を固液分離処理した場合 

 水分90%のふん尿混合スラリ−60kgをスクリュープレス等の機械で固液分離して、水分75%の固形分と、水分95%の搾汁液に分けた場合の、それぞれの量は以下のようになります。

  固形分量:(95-90)/(95-75)×60kg=15kg
  搾汁液量:60kg-15kg=45kg

固形分の3倍以上の搾汁液が出ます。

搾乳牛のふん尿分離ふんを固液分離処理した場合

 水分86%の分離ふん45kgをスクリュープレス等の機械で固液分離して、水分75%の固形分と、水分95%の搾汁液に分けた場合の、それぞれの量は以下のようになります。

  固形分量:(95-86)/(95-75)×45kg=20.25kg
  搾汁液量:45kg-20.25kg=24.75kg

固形分とほぼ同量の搾汁液が出ます。

固液分離を計算してみよう


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