廃材チップはオガクズよりも安価な場合がある

 廃材チップの価格は地域や業者によって大きく違います。表は、価格の一例です。この場合では、容積(m3)あたりでオガクズよりも若干安い程度ですが、この例で使用された廃材チップは容積重が重い(軽いものもあります)ため、重量(t)あたりだとかなり安くなります。ただし、堆肥化の前処理で混ぜる比率がオガクズと廃材チップでは違うので、その辺も加味して価格を検討する必要があります。
適正な容積重を求める

表 オガクズと廃材チップの価格の一例

m3あたりの価格 tあたりの価格 容積重(t/m3
オガクズ 2,290 57,250 0.04*
廃材チップ 2,200 18,333 0.12
((九州沖縄農業研究センター「ブロイラの新たな敷料としての建築廃材鋸屑と古紙屑の利用」2001年、表1を改変)
*:この試験での測定値。一般的なオガクズの容積重は0.10〜0.15t/m3とされています。


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