細断古紙にはいろいろなものがある

 細断古紙には、新聞紙、雑誌、コピー用紙、ダンボールなどの原料による違いに加えて、細断したもの、微粉砕したもの、シュレッダーダストなど、切断や粉砕の方法によって性状が大きく変わります。堆肥化に使う場合は、大きめでくしゃくしゃになったものが空隙を作りやすく適しています。微粉砕されたものは、空隙を作りにくいですが、分解されやすいので、他の副資材と混合して堆肥化温度を高めるといった目的に適しています。

 (社)愛知県畜産協会のホームページでは、細断古紙の写真が紹介されています。

 静岡県畜産試験場での試験では、試験に使った新聞紙、ダンボール、雑誌、OA紙で、30分間の吸水率に大きな差が見られています。

表 各種細断古紙の物性特性と有機物含量(%、有機物含量と灰分はDM%)

(静岡県畜産試験場「古紙の畜舎敷料資材としての利用」2001年、表2から抜粋)


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