バガスを副資材として利用する

 北海道畜産試験場が行った試験では、天日乾燥されたバガスは、水分12%、容積重0.10L/kgと低く、牛ふんに水分が68%となるように加えたところ、オガクズよりも良好な発酵がみられました(図1)。リグニン濃度がオガクズの約1/3と低いため、堆肥化による有機物分解率は、オガクズが約20%であるのに対してバガスが約50%であり、出来上がり堆肥の減容化をはかる事ができます。価格は、30,000円/t(3,000円/m3)でした。


図1 乳牛ふんにバガスまたはオガクズを混合して堆肥化したときの発酵温度の推移
(北海道畜産試験場「バガスおよびバガスと廃材チップ混合物の牛舎敷料および堆肥化副資材への利用」2003年、図3を改変)


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