公共下水道等や集落排水施設に投入する最終的な処理の方法です。河川などに放流するよりも、ずっと簡単な浄化処理ですむので、管理が容易ですし、汚水処理専門の管理者が責任を持って浄化してくれますから、環境への影響が少ない方法と言えます。
下水道や集落排水施設に投入するためには、もちろん、近くまで下水道や集落排水施設が届いている必要がありますが、これ以外に、下水道や集落排水施設に受け入れてもらえるか、下水道や集落排水施設に投入する際の水質基準、これにかかる浄化処理コスト、下水道や集落排水施設の団体に支払う負担金などの問題をクリアしなくてはなりません。特に、下水道や集落排水施設に受け入れてもらえるかは、自治体住民の同意が得られるかどうかにかかっているので、細心の注意を払って対応する必要があります。
下水道や集落排水施設に投入する場合は、下水道や集落排水施設が規定した水質と水量をきちんと守らなくてはなりません。かってに家畜の数を増やして排水量が多くなったり、餌の質を変えたために水質が悪くなったり、というようなことは許されません。
前のページにもどる