水蒸気などのガス状にして、大気中に排出する最終的な処理の方法です。遮水した上の土壌に浸透させて蒸散させる土壌蒸散と、回転円盤法などによる積極的蒸散があります。加熱による蒸発も考えられますが、コストがかかるし、エネルギーの浪費になるので、現実的ではありません。
土壌蒸散と積極的蒸散のいずれでも、十分な敷地面積、雨水対策、遮水、適切な浄化処理、残留物の処理が重要です。
堆肥化施設で、処理過程にある堆肥に散布するのも蒸散の1つと考えることができます。堆肥化に支障がなく、悪臭の問題がなく、でき上がった堆肥の成分が良好であれば、非常に有効な手段です。
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