豚スラリーの簡便モミガラ堆肥調製法でできた堆肥の利用方法

 この方法で調製した堆肥の成分は、他の豚ふん堆肥と大きな違いはありません。ただし、2回の切り返ししかしておらず、堆肥化期間も短いので、未熟な堆肥の可能性があります。堆肥の成分分析をすることをお勧めします。特に、コンポテスターによる腐熟度判定で、堆肥化の進み具合を確認した方が無難です。

 保管する間に、湿った部分と乾燥した部分ができ、乾燥した部分のカリウム濃度が低くなります。農地に散布する前に、よくかく拌して、成分が均一になるようにします。もしくは、それぞれの部分で成分を分析して、乾燥した部分を、カリウム濃度が低い堆肥として利用するのも良いと思います。

 乾燥した部分は、風で飛びやすいので、散布には注意が必要です。また、葉もの野菜を栽培しているところに散布すると、モミガラが葉の間に入って、見栄えが悪くなります。


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